吹奏楽落語「忠臣蔵」は2013年秋の初演以来、2年半でなんと6回の上演という幸運に恵まれました。
上方落語の聖地「天満天神・繁昌亭」公演や、東京・亀戸での「上方落語九雀亭100回記念」という、遠方の地での上演の機会も頂きました。
そしてこの度のシンディの本拠地、奈良・王寺町での凱旋公演(?)をもちまして、ある種の一区切りかなと、九雀さんもシンディも考えております。
そこで、これまであえて外に出してこなかった、「忠臣蔵」の名場面や裏側を写真でお届けしたいと考えています。
ヘッドセットマイクでの落語は珍しいかも(据え置き型のマイクだと、バックの吹奏楽の音まで拾ってしまうため)。
この演目は「映像」も非常に重要な役割を果たします。
暗い場面は譜面灯を頼りに演奏。
今回は初めて三味線が二丁の豪華版となりました。
九雀さんの奥さんの高橋まきさん(右)とそのお弟子さんの岡野鏡さん(左)です。
(情感豊かに演ずる)
(九雀さんは途中で衣装も替えます)
高座を離れ、立ち上がって踊りだす。
有名な「祇園・一力」でのお茶屋遊び場面。
今回は桂二葉さんもお手伝い。
お客さんも巻き込みます。
というわけで、いろいろありまして・・・
ついに大石内蔵助が陣太鼓を打ち鳴らして討ち入りに向かいます!
(端折り過ぎ??)
今回は大石が原田アナという特別ヴァージョンでした(笑)。
なぜか丸顔の大石・・・
そして、シンディ・メンバーも討ち入りに備えて義士装束に変身します。
気分はもう「赤穂浪士」!
もちろん指揮者も!
そして三味線も!
この法被(義士法被というらしいです)、実はシンディの特注なんですよ。
鉢巻きは手作りですが。
さて、クライマックスへ・・・
(ちょっと高倉健?)
いざ勝どき
エイエイオー!
無事終わって楽しいカーテンコール。
カーテンコール付きの落語なんてかつてあったでしょうか!?
みなさん、ほんとにありがとうございました!!
大阪や東京に比べ、ちょっと最初は固い雰囲気もあった王寺町公演。
でも九雀さんの巧みな話術に次第に緊張がほぐれ、途中からはいつもの爆笑が巻き起こりました。
そしてラストは感動。
何回やっても最後はジ〜ンとしてしまう、この大河爆笑・感動巨編。
ごく短期間に再演を重ねることができたのも、やっぱり内容の素晴らしさからですよね。
というわけで、実は来年(2017年)9月23日(土)に名古屋公演が決まっています。
「一区切り」と言いつつ、まだまだやるんです!(笑)。
見逃した方はぜひそちらへ(笑)。